皆さん、お疲れ様です。
私は、貧乏で、生まれてから、ずっと借家暮らし。ですから、いつかは、2階建ての家を持ち、犬を飼いたいと言う思いが有りました。
転勤が有ったり、公舎で飼えなかったり、大家さんのお許しが得られなかったりと、中々、上手く行かず、代わりに、小動物は、良く飼いました、ハムスター、ウサギ、カナリア、金魚何かも飼ったなぁ(笑)。
使用イラストサイト
今の様に、情報が簡単に得られる世の中では無かったで、図書館などで色々調べてやってみるのが好きでした。
薄っすらの記憶では有りますが、カナリアは、繁殖期になると、良い声で鳴いてくれると分かり、つがいで飼い始めました。全然、本格的では無く、少年が興味本位で始めた程度では有ったのですが、意外に上手く行って、庭に作ったお手製のゲージの中で、良く鳴いてくれました。繁殖が成功して、卵が産まれて、もうすぐ雛が孵るかなと思っていた矢先に、ヘビが侵入して、それをたまたま見つけた親父が、素手で捕まえようとして、噛まれて、偉く怒られた思い出が有ります。いや、なんで素手で‥‥‥。あんたのせいでしょ!
金魚の飼育に凝っていた時期も有りました。
丁度、自転車で移動出来る範囲に、飼育業者さんが居て、良く通いました。
沢山見せてくれて、段々仲良くなると、色々教えてくれて、立派な物を、結構お安く、譲って頂けた気がします。
少しづつ、自分が飼っている数が増えて、繁殖の仕方も教えて頂いて、チャレンジしてみようと言う事になります。
これも又、薄っすらの記憶なのですが、ホテイアオイの様な藻を入れて、産卵の準備をすると良いと言われ、本格的な装備は全然無理なので、衣装ケースに貰った藻を入れて、準備しました。
庭先に衣装ケースを置いて、雨の日に産卵が行われる事が多い、とお聞きした様に思います。
濡れながら、衣装ケースの藻をゆっくりと持ち上げてみると、毛先の表面に小さな白っぽい粒の様な物が沢山ついていて、これが卵かな!と結構、感動した事を思い出します。
暫くすると、卵が孵って、メダカを小さくした様な黒い稚魚が、衣装ケースの中を沢山、泳いでいます。
金魚は、生まれてすぐに、明るい色がついている訳では無くその成長の過程で、段々、色が着いて行きます。
又、良く知られている琉金の様な、鮮やかな色や立派な尾ひれなどの特徴も、生まれた全ての個体に現れる訳では無く、ごく少数に現れると記憶しています。
余り大きく特徴の現れなかった個体が、縁日などに有る金魚すくい用の金魚になると、飼育業者さんが仰っていた気がします。
そんな事も色々教えてもらいながら、さあ、これからどんな風に育っていくか楽しみにしていた矢先、親父が、“衣装ケースの中に、塵みたいな物が沢山いたらか掃除しといたから‥‥‥。えっ、塵では無く、金魚の稚魚なんだけど!
私にも、反抗期みたいなものが有って、特に親父とは、沢山話した事も、無かったのですが、何かちょいちょい絡んで来て‥‥‥。
急いで、見に行ってみると、衣装ケースの中には、稚魚は一匹もいませんでした(涙)。
そんな、幼少期を過ごしつつ、ご縁が有り、結婚する事になって、段々家族が増えて、沢山の周りの助けが有って、家を建てる事に、なりました。
幼少の頃から、憧れていた2階建てのマイホーム、ホントに小さな家ですが、僅かな庭も有ります。やっぱり犬を飼いたいな!と言う思いが強くなりました。
只、今となって考えれば、その時の私に一番足りなかった物は、その子が(新しく迎える犬)最後の時まで、添い遂げると言う覚悟で有った気がします。
今から、30年以上前、大した知識や準備も無いままに、幼少期からの憧れの気持ちだけで、どんどん進んで行ってしまいました。
その当時は、情報と言えば、テレビか新聞、正規の新聞で無く、地域の小さいタブロイド判の広告記事に、お安く売りますのコーナが有り、良く見ていました。シェパードの様な余り大きな犬種は、好みで無かったのですが、チワワの様な小型犬で無く、中型位でと思いつつ探していると、ご近所で、シベリアンハスキーの子供をお安く売りますの広告が出て、見に行く事にしました。
行ってみると、凛とした顔立ち、ブルーの瞳、凄く良い印象でした。
確か、5~6頭はいたと思います。価格をお聞きすると、結構、お高かった記憶が有ります。どうする?と妻と二人悩んでいると、この子なら、大分お安く出来ますよ、と見せてくれた子がいました。兄妹犬に遊びで嚙まれた様で、しっぽの毛が1cm程、剥げて地肌がむき出しになっています。
病院に行けば、簡単な治療で、生えてきますよ、と言うアドバイスも貰えたので思い切って飼う事にしたのです。
次号に続く。
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