無料でキャラクター作成、桜の花びらと梅の花びら3章

文・コールマン 絵・うめしげ (無料でキャラクター作成、作例物語)

3.

昨日、寝れなかった。目にクマをつくった純也は今日は一段と体がダルそうだ。

朝学校の用意をしていると、清光に声を掛けられる。

清光:お前昨日なにしてた? ごはんも食べず。

純也:あー 昨日部活の事考えていて、きづいたら朝だった。

清光:はあ? 寝ろよ。

純也:まあ大丈夫、昨日のは朝ごはんにしたから。

清光:そういう問題じゃない! 夜ごはんは夜食べるものだ。

純也:今日から気を付けるよ。

清光:ならいい。早く学校いけ。

純也:いってきます。

純也は制服に着替え、お弁当を鞄に入れると家をでた。

清光:まったく…… 。

そこにパジャマ姿の真理が寝起きで起きてくる。

真理:なに喧嘩してんの? 

清光:喧嘩してないよ、あいつ昨日夜ごはん食べてないうえに寝てない。

真理:あそう、もう高校生よ。過保護すぎない?

清光:そ、そんな事はない。お前大学は?

真理:今日11時から。友達と行く。

清光:昼頃か、今日お父さんは仕事だから夜頼むぞ。

真理:わかった。

そういうと、清光は家を出て車に乗る。

真理は良きお姉ちゃんだ。料理もできるし家事が好きでよくやっている。でも変わった人間だ危機管理学科も真理合わせて女性が2人しかいない。
高校生の時の友達が一人いて、その女の子は醸造学科だそうだ。類は友を呼ぶというがこの事だろうな。どちらも変わった人間だ。いまでも仲は良い。
サークルが一緒だ。

その後、真理は家事を一通り終えると大学に向かった。11頃純也は高校で授業を受ける。科目は古典だ。

理数系の純也からすると地獄でしかない。苦手な科目だ。ぎゃくに数学や理科のほうが得意だ。姉の真理も父の清光も理数系だ。

だが、粋也は文系で国語や古典、歴史が得意だ。
ここで、先生からテストの事を聞かされる。

大塚先生:えー 来週小テストするからよく勉強しておくように!

大塚先生は古典の教師で、純也たちの担任の先生でもある。男性だ。
古典が終わると、昼だ。純也と粋也は屋上でご飯を食べようとお弁当を持って屋上の階段を上る。この高校は5階建てだ。

純也は屋上の扉を開けると、そこには先客がいた。女性だ。邦楽部の露木茜がいた。

純也:あ…… 。

粋也:これはこれは奇遇ですね、露木先輩。

茜:あなた達…… どこかで会ったかしら?

と、茜は首をかしげる。

粋也:あらら、2日前音楽室で会いましたよ。純也はあなたの演奏聴いてます。

茜:ん~ あんまり覚えてない。演奏に夢中だったから、ごめん。

粋也:大丈夫です、改めて自己紹介しますね! 1年A組の東堂粋也です。こちらは同じクラスの変わり者代表由利純也です。

純也:誰が変わり者代表だっ! 

茜:え、えーと露木です。

粋也:よかったら一緒にどうですか?

茜:え、ええいいわよ。

粋也は密かにガッツポーズをとる。3人は一緒に食べる事になった。屋上の真ん中にある白いベンチに座って昼ごはんを食べる。

そこで粋也を中心に会話をする。今日はいい天気で、晴れている。屋上日和だ。

粋也は比較的アクティブで社交的な人間だ、純也とは大違いだ。3人はお弁当のふたを開ける。

粋也:露木先輩はなぜ邦楽部に?

茜:民族楽器がすきだからよ。あなた達部活決めたの?

粋也:いえ、まだです。純也は?

純也:あ、おれは決めた。お前もはいるか?

粋也:え! どこ? 吹奏楽部? 邦楽部?

純也:いや…… この話あとでいいか? ちょっと考えることがあるから。

粋也:あ、わかった。

茜:ごめん私先にいくわね、これから音楽室で三味線弾くの。

粋也:そうですか、今日はありがとうございます。

茜:いえ、こちらこそ。

純也:ありがとうございます。

露木はお弁当を片付けると音楽室に向かった。純也と粋也はその場に残る。

粋也:僕に感謝だな。

純也:なにが?

粋也:君と露木先輩を少しでも一緒にと思って、お弁当を誘ったんだ。

純也:あほか。

粋也:それは、どういたしましてと言っておこう。

純也:いってろ。

粋也:そいいえばさっきの話だけど、部活どこ入るんだ?

純也:先輩の手前言うのやめたが、俺が考えてるのは民族楽器研究会だ。

粋也:そんな部活あったかな?

純也:あってないものだ。これは姉が入っていた部活でもある。

粋也:あ~ あの大学生の真理さんね。

純也:なんで知ってんだ?

粋也:情報だよ。それで?

純也:その部活は今メンバーがいなくて壊滅してる。だから再度作る。まあ姉と同じ運命たどるのはしゃくだが。

粋也:なるほどね。うん楽しそうだ、僕も入る。

純也:は? お前入るのか?

粋也:人は多いほうがいいだろ? てかたしか3人いないと部活として認められないはずだよ。顧問は?

純也:そこまでは考えてない。顧問は大塚先生なんてどうだ?

粋也:大塚先生はいいかもね。でもなんで研究会?

純也:最初は邦楽部を考えた。あの三味線聴いたらそりゃ入りたくなる。だからもっと刺激が欲しくてね。

粋也:変わってんな。まあ民族楽器研究会だからいろんな楽器触れるし、一石二鳥か。

純也:そういうこと。

粋也:よし今日は届を出そう。明日からメンバー探しと宣伝だな。

純也:そうだな、後で先生に聞かないとな。

粋也:そうだね。

純也と粋也は民族楽器研究会について話しをしていた。その2人の会話を屋上の扉越しに聞いていた女性が一人いた。
その女性は話を聞き終えると、階段を降りて行った。純也と粋也はこの女性に気づかなかった。

純也:とりあえず、昼がもう終わるから教室に戻ろう。

粋也:そうだね、次なんだっけ?

純也:次は理科だ。

粋也:げっ! 理科かよ! 苦手なんだよな。

純也:早く行くぞ。

と、2人はお弁当を片付ける。屋上を後にして自分の理科室に向かった。もうすぐ理科が始まる。粋也は苦手なのでボロボロだった。

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