無料でキャラクター作成、桜の花びらと梅の花びら1章

今回、新しい取り組みを始めました。

モデルさんから、アバターを作る事に大分慣れて来ましたので、折角見ている方に、もう少し楽しんで頂ければと、ストーリを持たせました。私には、全く文才は有りませんので💦、お願いして書いて頂きました。

世の中は、デジタル化ですし、動画に重きが置かれている気がします。それでも、文字を読んで想像を膨らませる部分、斜め読みからの情報量など、まだまだ良い部分が有ると思います。

シナリオは、此方のサイトで、お願いしました。

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色々な作家さんがいらっしゃいますし、アバター表現の幅が広がります。

お顔も相手の存在すらも判らない取引なので、不安に思う部分も有るかもですが、良い販売者さんに巡り合えると、お安いアイテムが手に入ると思います。

作者タイトル検索ワード検索場所文字数価格(税込み)
コールマンさん桜の花びらと梅の花びらシナリオココナラ15000字4500円

このコーナーは、無料でキャラクター作成の作り方は記載せず、文と絵を楽しんで頂けますと幸いです。

一人のアバターに1~2枚の画像ですと、余り奇抜な事が出来ない気持ちが有りますが、此処ですと色々な表現が出来そうで、自分自身も楽しみです。

色々な表現をお見せ出来ればと考えていて、このシナリオを使って、ティラノビルダーで、音声と音楽を載せる事を考えています。

出来ましたら、そちらもお楽しみください。

文・コールマン 絵・うめしげ(アバター衣装はBOOTHを利用しています)

1.
桜の花びらと梅の花びらとどちらが綺麗なのだろうか。

高校の屋上で女学生は花びらを見ながらそう考えた。

──────── 4月、入学式の時期を過ぎ、新入生はワクワクで、ドキドキだろう。
この日、新入生たちは部活動を考えていた。
ある子は柔道部を見たり、ある子は軽音部を見学したりと、新入生は部活動を決め兼ねていた。

警察音楽隊の父を持つ純也は、小さいころから音楽に触れている。
なので、これは当然の事だろう。音楽に興味を持つのは当たり前の事で、純也も音楽が好きだ。なので必然的に吹奏楽部に入るつもりだ。
ただ、この学校には吹奏楽部と邦楽部の2つある。

純也は最初の予定である吹奏楽部の部室へ向かった。

吹奏楽部の部室は特別棟の4階の奥、音楽準備室にある。この光光高校はなぜか吹奏楽部は音楽準備室なんて狭い場所にある。
光光高校の吹奏楽部は幾度かコンクールでの好成績もあるのに純也は不思議に思っていた。

純也はその音楽準備室の扉をあけると二人の男性がいて、リーダー格とおもわれる男性が迎えいれてくれた。

関:やああ! 新入生だね! 吹奏楽部希望かな? ぜひ見てってくれ!

関ともう一人の先輩は二年生で、あとで部員が来るそうだ。部員はもう四人いる。確かに人数が少ない。
あと女性が二人に、男性も二人いる。おそらく人数が少ないので音楽準備室なのだろう。

純也:あ、はい。ありがとうございます。

関:君、パートは? 

純也:特に決めてないです。トランペットに興味あります。

関:なるほど! トランペットいいね! なぜ吹奏楽部に?

純也:父が警察音楽隊で、僕も興味があって…… 。

関:警察音楽隊!? すごいね!

話をしていると続々とメンバーが集まってくる。これから部活が始まる。

全員で6人だ。ちなみに指揮者は先生だ。

すぐに演奏が始まる。6人での演奏だ。

純也は沢山音楽に触れているので、他の人よりかは音について詳しいし、音程がどこ外れているのかわかる。
この吹奏楽部の演奏はどこか音が外れている。これは金管楽器あたりだ。特に下手という訳では無い。

演奏時間は5分なのだが、なぜか少し長く感じた。演奏が終わると、すぐに関さんが話かけてきた。関さんは眼鏡をかけていて太っている。

関:どうだった? どう? 吹奏楽部入ってみない?

純也:あ、えーとよかったです。もう一つ興味のある部活があるのでそっちみてからきめます。

関:わかった、またきてくれ!

純也:わかりました。失礼します。

純也はそう言うと、音楽準備室を出た。純也は続いて音楽室にはいった。

扉を開けると、三味線を持った一人女性がいた。
純也はその女性に見とれてしまった。
その女性は顔立ちもよく、雪のような瞳に高身長、細い首筋。アニメに出そうな雰囲気をしている。

茜:しめて…… 。

純也:え? えーと?

茜:扉をしめて。

純也:あ! ああ! すみません!

と、慌てて純也は扉を閉めた。

茜:新入生?

純也:はい、そうです。

茜:そう。もうすぐ始める。

と、女性は音楽室の土台に座る。

純也:え? もう始めるって? なにをですか?

茜:演奏

そして、三味線を弾き始めた。その三味線の音に純也は心を奪われる。
その音は音楽室を包む。この音について純也は思った。「ピアノのような美しい音」。
もちろん三味線は洋楽器ではない、和楽器だ。当然和の音が響く。ピアノの音はしない。だが、彼女の三味線はまるでピアノのような音を奏でていた。
あまりにもうっとりするような音で三味線にも彼女にも目を奪われる。

彼女の弾く三味線は儚く、優しく時に氷のような音だ。

これが純也と茜の出会いだ。

アバターはVRoidstudioで作っていますが、文末に購入したアイテムや背景画像をご案内します。

使用部分作者タイトル検索ワード検索場所
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背景画像じゅんじょんさん古い校舎音楽室写真AC
背景画像砺山さん木造校舎の廃校・廊下と窓学校廊下写真AC

続きは、此方から、桜の花びらと梅の花びら2章。

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