文 コールマン
イラスト うめしげ
無料でキャラクター作成、前回、書いて頂いたストーリーの続編です。今回も、コールマンさんにお願いしました。
新しく家族が2人増えての、楽しい日常を綴って行きます。シナリオとイラストのコラボレーションをお楽しみ頂けると有難いです。
前回は、さし絵もイラストだけでしたが、新しい要素もと考えて、少し、動画も勉強したので入れてみようと思います。
クリックすると、絵が変化する物も作りますので、遊び感覚でやって見て頂けると幸いです。
本家、アドベンチャーゲームには、全然及びませんが、こんなに簡単に出来るんだと感じて頂けますと嬉しいです。
では、早速始めて行きます。
1話.
新学期、現在は4月。今では、純也と茜の子は2人の子供に恵まれ、長男の直明は7歳で娘の桃歌は8歳と大きく育った。今日は春休みが終わって、新学期登校初日、直明は小学2年生にあがり、新しいクラスになる。まだまだ小さいと思っていたのに、いまやもう7歳だ。
直明は小学校で友達もできて、毎日たのしく学校へ行っていた。
直明は茜の右側のベッドで寝ている。いつもは純也が1番右、直明がその純也の隣、その左側に茜と桃歌だった。
此処に引っ越す前は、小さなアパート住まいで、皆で川に時になって寝ていた習慣が抜けきらず、今も家族4人で川の字だ。
茜は普段7時に起きていたが直明が小学生になってからは登校の時間に合わせ5時半には起きて、ご飯作ったり、洗濯をしたりする。
茜:なおー! 起きて!
直明:ん…… 。
中々起きない直明に茜は忍足でベッドに寄りかかった。すると、茜は直明をユサユサ揺すったりこちょこちょしたりして起こす。
直明:ママ!! やめてよ!
と、直明は笑いながらも怒る。
直明:ママ! いつもこちょこちょして起こすのやめて!
茜:はーい、ごめんなさい…… 。
7歳児に怒られ、本気でしょげる茜。茜はベッドを降りて、1階のリビングに。
下に降りると、純也がご飯を食べている所だった。少し悲しそうな茜をみて純也は話しかける。
純也:ん? どうした? あかね。
茜:また、なおに怒られちゃった。
純也:こちょこちょしたのか? 相変わらずだな。直明はこちょこちょが嫌いだからな。
茜:だって! 起きてくれないから!
純也:そんな激しいの久しぶりにみたわ。今日、俺、忙しくなりそうだ。帰りが遅くなりそうだから、先に休んでいて良いよ。
茜:そうなの? 帰り起きて待ってる。
純也:大丈夫だよ、先寝てて。
茜:嫌です!
純也:頑なだな、わかったよ。帰ってきたら話でもしようか。
茜:うん!分かった!待ってるから。
と、茜は笑顔だ。純也はこれから仕事に向かう。家を出て、左手に駐車場があって自家用車が1台ある。茜も使う事があるので夫婦共用車になっていて、通勤は、電車だ。
純也は職場についてから服を着替えるので、スポーツウェアで通っていた、彼は柔道整復師だ。
自宅から歩いて5分程の駅まで、運動も兼ねて、ゆっくり移動する。自宅が駅まで近いせいで、色々出来る事が有って、助かるなぁと思う。
職場に着くと、早速、通勤服を白い白衣のような仕事着に着替えた。ポケットには、普段使う包帯が入っている。純也は、柔道整復師なので包帯やテーピングは大切な物だ。
柔道整復師はスポーツトレーナー、接骨院、整骨院や整体で活躍もできるし、さらに災害救助時にも役に立つ仕事で、今はなりたい人も多いらしい。
早速、純也が作業の準備を始めると、そこに同僚の小見が話しかけてきた。
小見:純也、お前をご指名の方が来てる。
純也:え? もう患者さんですか?
小見:そう、田原さんと言う患者さんだ。
純也:あー田原さんか。
純也は急いで準備を済ませると、診療室の方に出て行った。
受付場所には例の患者さんが来ていた。
純也:お待たせしました。お久しぶりです、田原さん。
田原:久しぶり♡ 純也先生!
純也:ご無沙汰ですね。きっとあなただと思ってましたよ、ここで開業して日が浅いですし、最初から私を指名するなんて田原さん位しかいないので。
田原:もう〜! そんなご謙遜を。
純也:今日はどうされましたか?
田原果歩、純也が以前、勤めていた村松整骨院のころから来てくれてる常連の女性患者さん。年齢は35歳、なぜか、気に入ってくれてる。
田原:この前打撲しちゃって、痛いのよ。見てくれる?
純也:いいですよ、受付済ませたら診察室に来てください。
田原:はーい!
そこに同じ職場で働く先輩が来る。
村越:さすがは整体の魔術師と呼ばれた男だな!
純也:あなたには敵いませんよ、村越さん。
村越悠太、小見孝太郎とともにこの「しか接骨院」の創立メンバーだ。それと受付には女性が2人いる。この村越と小見は村松整骨院で知り合った友人同士だ。
この整骨院の経営は純也含め、3人で行っている。
村松整骨院時代に、色々話すうちに、それぞれやりたい事が同じで、とんとん拍子で話が進み、この接骨院を開業した。
村松整骨院の皆さんも、色々、応援してくれて、ホントに有難い限りだ。
開業して2年、沢山の方が来てくれている。まずは、第一歩成功ってところだ。「しか接骨院」の由来は地名にある鹿からきている、覚えやすいと考えこのネーミングにした。これは純也のアイデアだ。
今日も、しか接骨院は、沢山の患者さんが来て、大忙しだった。
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