犬を飼い始めた話。その4

皆さん、こんにちわ。
前回の続きです。おしっこやウンチも、段々、失敗が少なくなりました。位置がずれてしまう事も有りましたが、大体この辺りでするものだと言う理解が出来てきた様に思います。
持っている物の独占欲も、家の中での自分の順列が理解出来て来た様で、うなり声は出ますが、お菓子等ですんなりと離す様になりました。飼っている我々も、噛まれたら困る物を持って行かれた時、焦って取り戻そうとして、噛まれて痛い想いをしたりして、大変な時期が有りましたが、要領を覚えて怪我をする事も無くなり、穏やかな生活が出来る様になり、一安心です。

2歳位までは、良く遊ぶ子で、体形の割には高く飛んだりして、それで一度、足の腱が切れました。1歳位の時だった気がします。それ以来、高く飛ばせる事は、厳禁になって、少々、体重コントロールもして、楽しく過ごしておりました。

ちょこちょこ、怪我をしたり、病院に行く事の多い子で、確か、脚の怪我が治ってからの頃だったと思いますが、体に禿が出来始めました。

1頭目の子は、毛質が柔らかく猫の毛の様でした。これがフレンチブルドッグの毛質かな?と思っておりましたが、2頭目の子は、結構剛毛で…。シャンプーをして頂く方に言わせると、剛毛な方が多い様ですとの事。こんな所でも、個体の違いが有るのだなと感じました。

体の禿ですが、最初は小さく1か所だけでしたが、段々数が増えて、体のあちこちに出る様になりました。これはさすがに病院だと、連れて行ったのですが、中々、原因が特定出来ず、薬も治療薬では無く、サプリメントの様な物になるらしく、かなり長く続ける事になりました。現在は、その継続したサプリメントで収まっており、先生には感謝しておりますが、治療費も結構かかりました。1回目の足の腱が切れた時に、大分費用が掛かり、負担になったので、保険に入っていたのですが、サプリメントは、保険の対象外になるとの事で‥‥‥涙。

さて、色々有る犬との生活ですが、結構楽しく過ごしておりました。彼が、2歳位になった頃だと思います。それまでは、ボールなどにも良く反応して、沢山、遊べる子だったのですが、殆ど反応しなくなりました。コロコロとボールを転がしても、チラッと見るだけで、全然反応しません。お菓子等を持っていれば急いで駆け寄ってきますが、それ以外は至ってマイペースで、悠々自適な感じです。まあまあそれでも良かったのですが、日中、仕事で一人ぼっちにしている事も多く、遊び相手がいる方が良いのではと思い始めます。

少し、近所のペットショップなども気にして見ていましたが、中々、条件に合う子が見つかりませんでした。並行して、ネット販売なども見る様になり、空輸と言う事で少し心配しました。丁度、その時期に海外か何処かで、空輸した犬が貨物室で亡くなる事故が有り、貨物室の劣悪な環境が問題になりました。さりとて、車で迎えに行く事も出来ず、少し気温が低くなる時期を選びながら、探していました所、価格も丁度良い感じの子がいて、決めました。(妻は、仕事が増えるのではと、少々抵抗が有ったのですが‥‥‥汗)。

実際に、見たり触ったりする事が出来ず、少々不安も有りつつ、夜、空港に迎えに行きました。

貨物の受け取りコーナーで、待っていると良く見る緑のネットに包まれた小さい貨物がやって来て、段々荷物を解いて行くと白と黒の小さなフレンチブルドッグが動いているのが見えて一安心、箱から出して、妻の膝に抱いて帰った事を思い出します。

犬を飼うと言う事は、海外映画に出てくる様な良い言事ばかりでは無い気がします。

一緒に生活するのですから、必ず、お世話が必要です。いくら忙しくても、必ず食事を用意して、排せつを片付けて、散歩をして‥‥‥。

経済的にも、負担が出ます。(体重によって、負担は大きく違います)其々の事情により、出来る事、出来ない事が有ると思います。ですから、しっかりとした覚悟が必要だと思います。私も最近になってやっと少し理解出来て来た気がします。飼っている子たちは、私達しか頼る物が有りません、自分で食事を用意出来ないですし、排せつも片付けられません、自分で勝手に散歩に行けません。ですから自分が出来る最良で良いのです。そうすれば、必ず、良い事も沢山有ります。時には、クッションになってくれたり、話し相手になってくれたり…。

只、背中を撫でで、目を合わせるだけで、沢山の癒しをくれます。

私は、大変な事も有るけれど、それ以上に良い事の方が多い気がします。

此処から、2人と2匹の新しい生活の始まりです。

次号に続く

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