犬を飼い始めた話。その3

ハスキーの女の子が、亡くなって、暫くは何も飼っていませんでした。

そのうち、子供達が進学等で、県外に移動し、夫婦二人生活になり、段々会話も少なくなって‥‥‥。

そんな時に、妻が“フレンチブルドッグが可愛いよね”と言う話をしていた事を思い出しました。

生活にも隙間風が吹いているなぁと感じていて、一寸した罪悪感から、仕事帰りにペットショップに立ち寄りました。

小さいゲージの中に、沢山、犬や猫がいましたが、自分的には、柴犬やビーグルの様な、しっぽの有る犬らしい子がかわいく見えたのを覚えています。

丁度1匹だけ3色のぶちの有るフレンチブルドッグも居ました。同じ様な短頭犬種に、パグ・ボストンテリア等がいますが、その子たちも居た様に思います。

私は、犬種に関して拘りは無かったのですが、少し細身のボストンテリアが目につきました。

帰宅して、そんな話をして(ボストンテリアが気に入ったのは内緒です・汗)2~3日後に見に行きました。ゲージの中には、未だ、フレンチブルドッグもボストンテリアもいて、一通り見て回ったのですが、やはり妻は、フレンチが気になる様で、じゃあそうしようか!と言う事で、購入決定!連れて帰る事になります。雑誌などで見るフレンチの子犬とは大分違って、結構、細身で弱々しく見えました。

今回も、前回同様、1階に段ボールの箱を置いて、その中で今日は寝て貰おうとしたのですが、結構ぐずぐず泣いて…。今日だけ、初日だから特別にと、寝室で一緒に寝ました、結果、翌朝にしっかり布団におしっこされて‥‥‥涙。

これが新しいフレンチブルドッグとの生活スタートです。

2日目からは、いくら鳴いても、1階でと決めていました。最初は、夜泣きが続いて、ご近所様に、お叱りを頂かないか心配だったのですが、暫くして収まった様に思います。

良く遊び良く寝て、何にでも興味を示し、一番かわいい時でした。

家庭の中にも、会話が増えて行った気がしますし、やっぱり良かったと思えました。その時に、前に亡くなったシベリアンハスキーの話になり、暑い時も寒い時も外で我慢させて来た事は、我々の覚悟が足りない分、彼女の寿命を短くしたのではないかと思えて、少々、後悔しました。今度の子は、完全室内飼いで温度管理は、万全です。

人間に置き換えてみても、暑い時には、クーラーの効いた部屋で、寒い時には、ストーブで暖を取れる生活と、外で野宿では、どれだけ違いが有るのでしょうか?犬の皮膚は、毛に覆われているとはいえ、そのストレスは、大きな違いが有る様に感じます。

動物を飼うと言う事(家族が増える)は、大きな決断ですし、しっかりとした気持ちが必要だと改めて思います。

さて、彼(今度は、男の子です)が大分、生活に馴染んで来て、問題が出始めます。まずは、動物あるあるですが、朝起きて1階に降りてみると、日中仕事を終えて帰ってみると、家中が大変な事になっています。

有る時は、クッションがズタズタになり、又、ウンチまみれになって…。

その辺りは、我々がいない時は彼用の生活スペースを限定し、噛み易い様にと玩具を与えたりして工夫をしました。以前のハスキーの経験が少しは生きていたと思います。

他には、我が儘が強くなり始めました。自分の所有物と認識した物は、決して離しません、お腹に乗せていた時に、たまたま見つけた洋服のボタンにも反応して、それ以降、ボタンの付いた服装の時は、傍に置いておけなくなりました。子犬の犬歯は、まだまだ尖っていて、一寸噛まれただけで流血して…、涙。

楽しい事も沢山有ったのですが、少しずつストレスも出始めて、どうしようか?と思っていた時に、ドッグトレーナと言う言葉を耳にして、来てもらう事にしました。

此処からは、あくまで、私の印象で有り、不快に思う方が有りましたら、ご容赦下さい。人間でも、皆、同じで無く大きい人、小さい人、走るのが早い人、ゆっくりの人、覚えるのが早い人、少し時間の掛かる人、其々違います。

犬も同じだと思います。フレンチブルドッグは、こんな性格と、情報が出ていますが、あくまで、一般論です。成長のスピード、体格、覚える速さ、性格、其々全然違います。後々に書きます、2頭目に迎えるフレンチブルドッグは、同じ男の子ですが、こんなに性格が違うのか?と言う位、違います。

ですから、トレーナーの先生に、一般論を教えてもらうのは、良い事だと思いますが、僅かな時間で、大きく改善を期待するのは、難しい気もします。

先生と私では、声の質、トーンも違いますし、先生の言う事は聞けても、ご主人様の言う事は聞かない事態も有りうるのではないでしょうか?

やはり、其々の事情に合わせて、ゆっくり向かい合って行くのが一番だと思います。

我が家では、2頭目の子のトイレトレーニングが上手く行かず、リビングに出す時は、おむつをしていますし、1頭目の子が老犬になりましたが、余り仲が良くないので、別々のスペースにしました。其々が、良い感じの距離感とやり方で、生活にストレスが少なく、2人と2頭の生活を上手くやっています。

おむつ?とか、別々ではさみしいよね?とか、色々お考えは有ると思います。

ですが、生活は、毎日毎日、その中で何処かにストレスが出ると、それがだんだん大きくなって‥‥‥。

各家庭に一番適したやり方で、穏やかなドッグ生活を送れると良いですね!

次号に続く。

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